「事が事でしたから。小休止のようなものですが、こちらもあれでやっと一段落といったところです。
後、消耗品の発注ですが、まだ掛かりそうですか?」
「ああ、それならあと2,3日でこちらに着くそうじゃ。着き次第そちらに送ろう。3箱だったの?」
「ええ。よろしくお願いします。」
「他に伝えておく事はあるかね?」
「いいえ。・・・あ・・・」
「なんじゃ、キリカ嬢ちゃんが言いよどむなんて珍しいの。
恋の悩みでもなんでも言ってみぃ。聞いてやるぞい?」
「いいえ、そういうわけではありません。
・・・そちらにアガットが来ていますね?」
「ああ、今はこっちで依頼を受けとるよ。まだ帰ってきとらんが。アイツに何か用かい?」
「いえ、・・・・・・ちょっとした時候の挨拶です。
ティータちゃんの誕生日が今度の木曜日なので、プレゼントくらい用意してあげなさい、と。」
「・・・っ・・・はっはっは!お前さんも冗談が言えたんじゃの。わかった、間に合うかどうかは解らんが、時候の挨拶くらいは教えてやることにしよう。」
「よろしくお願いします。こちらからは以上です。」
「こちらからも以上じゃ。ではな。」