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> ヨシュア君のぶれいさー手帳 〜Legend of Heroes VI〜 > ヨシュア君のぶれいさー手帳 4
ヨシュア君のぶれいさー手帳 4
○月△日
依頼名:サボり撲滅運動(3)
依頼者:教区長さんと父さん(むしろ自分)
難易度:?
期限:?
依頼内容:
エステルを逃げられずに日曜学校まで連れて行くこと
それは・・・またまた、日曜学校に向かう道すがら。
「あ。」
エステルがぱっと足をとめた。
「どうしたの?」
ヨシュアが振り向く。
「ちょっと忘れ物。先いってて?」
エステルは既に踵を返している。
「待って。僕も一緒に行くよ。」
「一人で行けるわよ、心配しなくたって。」
慌てて駆け出すエステルの肩を掴む。
「またサボる気?」
「3回も同じ手を使うほど私もバカじゃないわよ。」
心持ち、むっとした表情。
まぁ、確かに一度破られた技をまたかけるほどバカではないらしい。
「まぁ、まだ時間もあるし、一緒に戻ろう。」
「・・・・わかったわ。」
一緒に戻って・・・エステルは二階に上がっていった。
「ヨシュア?教会に行ったんじゃなかったのか?」
玄関で待っていると、カシウスが声を掛ける。
「ん、エステルが忘れ物したから一緒にとりに戻ったんだ。」
「あぁ、そういうことか。」
そして、二階からはどたばたと・・・慌てて探し回っているらしい物音。
「・・・あのおっちょこちょいは直らないものかなあ・・・」
「当人の努力次第じゃない?」
そんな会話をしつつ、15分経過。
上からの物音が無くなった。
しかし・・・エステルはまだ降りてこない。
「遅いなあ・・・・僕、ちょっと見てくるよ。」
「あぁ。」
エステルの部屋の前。
何故か部屋からは音がしない・・・というより、人の気配自体がしない。
「エステル?あけるよ?」
ノックしても返事はなく、ヨシュアは部屋のドアを開けた。
部屋はもぬけのから。
そして麦藁帽子が・・・・見回せば、虫取り網と籠も消えている。
「・・・やられたっ・・・!!!」
必要以上にどたばたしていたのは、2Fから脱出していたから、だったらしい。
脱出に使われたと思しきロープが、部屋の窓でゆれていた。
「まったく、あの娘は・・・・・。」
下に降りて、カシウスにそれを報告すると、カシウスはでっかいため息を一つついた。
「ヨシュア、とりあえずお前は教会にいってこい。
・・・・虫取り網が消えてたのなら、夕方になればかえって来るさ。」
*結局、日曜学校が終わった後、エリーゼ街道から少し離れた原っぱでエステルを発見。
*身柄を確保、家に連行。
*家に戻っても気が抜けないとは・・・全く、サボりもここまで来ると大したものだ。
*そのエネルギーを勉強に使えば、少しはマシになると思うんだけどなあ。
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