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> CHIBI・de・babi・DEBOO! 〜Legend of Heroes VI SC〜 > アガットの場合
アガットの場合
「あ、・・・・これは・・・」
「・・・悪い、元に戻してくれ。」
ティータが見下ろす視線の先には、小さく縮んだアガットの姿。
「あ、はい。」
くすくすと笑いながら、ティータがオーブメントを持つ。
「何だよ、気味悪ぃな。」
「いえ、・・・このサイズだと、アガットさんなんだか可愛いなって。」
あまりのコメントに一瞬言葉に詰まったところで、頭をなでられる。
「ふふ、いつもと立場逆ですね、チビスケさん。」
心なしか嬉しそうにつむがれる言葉の中、『チビスケさん』に思い切り力がこもっていた。どうやら、チビスケと呼んでいたのを根にもたれていたらしい。
「・・・い、いいからさっさと」
「あ、はい。キュリア。」
光が体を包んで、アガットはすぐにティータの背を追い越した。
「たく・・・」
上からにらみつけても、ティータはどこ吹く風でこちらを見上げている。
「だって、せっかく可愛いのに、なんだか勿体無かったんです。」
ティータは、そう言って微笑んだのだった。
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