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> ヨシュア君のぶれいさー手帳 〜Legend of Heroes VI〜 > ヨシュア君のぶれいさー手帳 1
ヨシュア君のぶれいさー手帳 1
○月□日
今日は日曜。・・・教会で学校がある日。
いつも教会に行く時は面倒そうに起きてくるエステルだが、今日はどうやら違ったらしい。
普段より生き生きと朝食を食べて、なんと、ヨシュアよりも先に教会へ行く準備が整ってしまったのである。
『エステル・・・やっと、やっとヤル気になってくれたのか・・・・父さんは嬉しいっ・・・』
冗談半分、本気も半分でカシウスが感動する中、普段は一緒に行くのだが・・・エステルはヨシュアを置いて先に出て行ってしまった。
ヨシュアも、準備をして教会へ急ぐ。
そして、教会。
「おや、ヨシュア。今日は一人かね?」
「え”・・・・!?」
老教区長の一言に、ヨシュアは言葉を失った。
「あの、エステルは先に出かけたんですけど・・・・?」
気まずい沈黙。
行きがけに不審な点は何にも無かった。
と、いうことは。
・・・逃げられたっ・・・!!!
「全く・・・エステルも、おてんばぶりに磨きがかかってきましたね・・・。」
教区長は深々とため息をつく。
「・・・すみません・・・。」
何故か謝ってしまい、その事でヨシュアはさらにげんなりとしてしまう。
「・・・まぁ、あの子の事ですから、変なところには行っていないでしょう。
あとで、課題を渡しますから、エステルによろしく伝えてください。」
「・・・はい・・・・。」
「まったく・・・今度会ったら特別講義を聴いてもらわなくては・・・」
さらに深々とため息をついて、教区長はつぶやく。
それにつき合わされている自分をふと予想してしまったヨシュアは、ぐったりとうなだれたのだった。
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